彗星ソコネスとその衛星であるウカペに含まれている未知のエネルギー。それはビッグカタストロフを引き起こし、地球の文明を崩壊させた。ソコネスが地球と月の間を通り抜けた際、ウカペが地球の引力に引き寄せられ、衛星と化した。物語の時点でも、ウカペの影響で小規模な天変地異が起きている。
イクストロンはゲル状の液体で、まるで生きているかのごとく移動する能力がある。原生の状態では危険を伴うエネルギーであるが、長時間熟成させる事によって、人類にも扱うことが出来るようになる。ヴィクトールタウンの地下では熟成中のイクストロンが貯蔵されており、マドクターもそれを手に入れるためにヴィクトールタウンの占拠を狙っていた。ゴーディアンやサントーレのコンピュータにも使用されており、アノー号もまた、イクストロンをエネルギー源とする宇宙船であった。
なお、イクストロンは人体に注入すると肉体を強化できることが大滝博士の研究により実証されている。そしてその実験台になったのは、息子であるダイゴであった[6]。
マドクター [編集]
宇宙漂流の果てに地球にたどり着いたドクマ星人たちが結成した秘密結社、それがマドクターである。マドクターの歴史は古く、約4千年前にエジプトで発祥したと言われている。ドクマ星人は地球に生息していた原人に自らの遺伝子を移植し、己の手足になるように育成した。ツタンカーメンやクレオパトラといった歴史上の人物を使って文明を支配してきたマドクターは、エジプト文明が崩壊した後に世界中に散らばり、様々な歴史上の将軍・皇帝などを影で操り、裏で文明を支配していった。
時は流れ、ビッグカタストロフ後の混乱をきっかけに表舞台に躍り出たマドクターは当主である毒魔大帝統が全世界の支配を宣言、各国に対し攻撃を開始した。しかし、毒魔大帝統の真の目的は、地球上のどこかに存在すると伝えられている太陽のすかしを探し当て、解明する事だったのだ。
チング ハムナ タッセル オセア おおやまと クーポ シカゴ バリケード フィロ スプリン スモーカー プロバ サーチドア シュメール スティバル あっぱれ シャコ マリッジ 回転計 モノレール トップア ラテン ブレキ ティブ ピナフ システ そうよう モビール ラテアー チャレン センター フライド ビアフラ フットウ ガニメデ ブルー 大根ダイ トフロント びえい ネック ひみつの扉 ジーパン ジェリ ゼソウ コスモス しだれ梅 ひのみ レッジ スリラ トラウ
マドクターがかねてより進めていたプロジェクトXとは、太陽のすかしの謎を解明し、それを用いて選ばれしエリートのみの新世界を作り上げる計画だといわれている。
物語の序盤においては、マドクターは特定の領域を支配しており、そこからヴィクトールタウンなどに侵攻していった。毒魔殿は当初その領域内の湖に浮かんでいる状態であった。防衛要塞が配備されたヘル・ロックは一度ゴーディアンを撃退するほどの力を持っている。 情報収集や裏での取引のため、各タウンに自分たちのスパイや内通者を送り込んでいる。メカコン内部にまでスパイがおり、他の大陸(ヨーロッパ地方)にまでその範囲は広がっている。 主要な兵器はマドピューターと呼ばれる機械兵器である。マドピューターは主に、兵士の乗る多足式の戦車やそれより大きい指揮官機、そして対ゴーディアン用のゲストメカである[7]。後にエリアスは対ゴーディアン用にパワーアップさせた闘銃士マドックスを開発する。エリアスによると闘銃士はシステムがマドピューターとは完全に異なるらしい。
ヴィクトールタウンを占領した後は巨岩戦車や戦闘用ヘリ、戦闘機などさらに兵器がパワーアップし、サントーレ砦を苦しめた。
悪の組織としては珍しく、士官が昇格する場面が見受けられる。空位だった総裁の地位についたバラスはもとより、前線での指揮をバルバダスの部下やバラスの部下が任される場面がある。
本拠地である毒魔殿は地中深くに存在していたが、ヴィクトールタウン占領時に姿を現し、タウンの中心部にその根を下ろす。イクストロン砲によって破壊されたが内部から本体と見られる宇宙船が出現し、宇宙へ一旦逃げることになる。
ヴィクトールタウン [編集]
ビッグカタストロフを生き延びた人々は、各地にタウンと呼ばれる都市を建造し、天災に悩まされながらも平穏な生活を送っていた。大滝博士が中心になって作られたヴィクトールタウンもそのタウンのひとつで、アメリカ西部に建造された。しかしそこにもマドクター軍が襲来、タウンは武装を余儀なくされる。アンノンジーはヴィクトールタウンを守る防衛隊・メカニカルコンバット部隊(通称メカコン隊)を結成、マドクターの襲撃に備えた。
タウンの構成としては、第1地区と呼ばれる中心部にヴィクトールハウス(市庁舎)があり、そこから放射状に道路が延び、さらに市庁舎を囲むように建物が立っている。
第2地区には報道局がありTV放送を行っていた。 第5地区にはドブロスやアンナが勤務していた病院がある医療地区であった。 ゲバリスタが反乱を起こしたのは南東の一番外側にある12地区、ポールの裏切りで堕ちたのはその西に隣接する13地区である。
メカコン隊員になるためヴィクトールタウンにやってきたダイゴは、バリーホークが隊長である「メカコン18連隊」に配属される。バリーたちと共に戦い、時にはケンカしながらも、ダイゴは隊員としての使命を少しずつ覚えていった。
しかしその日々も長くは続かなかった。マドクターはヴィクトールタウンを占領するため、内部から崩壊させるべくスパイを送り込んできたのだ。まずは手始めに反タウン組織である「青シャツ党」を利用し、反乱を起こさせた。そしてその反乱により手薄になった防衛ラインにマドクター兵を送り込み、少しずつタウンを占領するという行動に出た。最初は都市の一区画のみ占領されただけであったが、ポールの裏切りにより隣接する区画も占領されてしまう。メカコン隊は必死になって抵抗したものの、内と外からの攻撃によりタウン防衛網は少しずつ崩壊していき、ついにはヴィクトールタウン全域を占領される事態に陥った。一部の住民とメカコン隊はサントーレに避難したが、逃げ遅れた住民達が占領されたタウン内に残されてしまった。
マドクターがヴィクトールタウンをねらった理由は、地下にある超エネルギー物質、イクストロンにあった。それを利用する事でマドクターは全世界を手中に収めようとしているのだ。拠点をヴィクトールタウンの中心部に移したマドクターは東西南北に将軍を配置、サントーレを襲撃する。
補足 [編集]
ビッグカタストロフの後にタウンが建造された事は前述のとおりであるが、政府は事実上崩壊してしまったものと推測される。現実では各タウンそれ自体が一つの国に相当し、統治の形状としては日本の戦国時代と同様であると考えられる。それゆえタウン会議は事実上の国連会議と同様の意味を成し、アンノンジーたちが会議で救援を求めたのは当然の成り行きであった。しかし、タウン同士でのいさかいも多く、資源をめぐっての争いも起こり、なおかつマドクターと手を結ぶタウンも存在するため足並みが揃わなかった。
文明が壊滅的な打撃を受けた後ではあったが、電気、水道、ガスといったライフラインは復興させている。また、ほとんどのタウンは独自の武装を持っている。移動は主にホバーを使った乗り物であるが、タウン会議の際には旅客機も登場している。
主に登場する「タウン」のほか、ダイゴの育った「ヴィレッジ」、ダルフやピーチィの親がいた「シティ」、ダイゴの実母が支配していた「ポート」も存在する。規模の大きさは、小さい順にヴィレッジ→タウン→シティ→ポート。シティは大規模な工業施設があるが、タウンにはそれに相当する施設はないようだ。なお、ポートは特殊な施設がある所に存在するため、その数は限られている。